この記事で分かること
- 職場に「嫌な人」がいるのは当たり前の現象。
- 対「嫌な人」は「反面教師」視点と「スルー力」を身につける。
- 物理的・心理的な距離を置く。
社畜の皆さんお疲れ様です。haruhioです。
身近な職場にかなりの確率で存在する「なんだか合わないなぁ」とか「相性が噛み合わない…」というタイプの人。
仕事の上では関わらなければいけないのが社畜の辛いところです。
私は今の職場は10年近く7割ほどの人間関係は固定されていて、一方で新卒入社の会社では転勤があったため1年ほどのサイクルで職場の人間関係が一新される状況でした。
そうした半固定化であったり、随時更新されていく人間関係の中、タイプの合わない「嫌な人」に属する人物には必ず遭遇してきました。
もはやこれは宿命のようなものなので、せめて心構えだけでも対処方法を知っておいて、あなた自身のパフォーマンスやメンタルに受けるダメージを和らげましょう。
今回の記事ではそんな職場にいる「嫌な人」への対処法を、私の体験談や調査の結果からアドバイスしていきます。
2:7:1の法則|職場に「嫌な人」がいるのは当たり前
「2:7:1の法則」を聞いたことがあるでしょうか。
アメリカの心理学者カール・ロジャースによると人間関係には一定の法則があります。
例えば人が10人いるとしたら、
- 2割:自分を好意的に見てくれる人
- 7割:どちらでもない人(中立的な立場の人)
- 1割:自分を嫌ってくる人
に自然と分かれるというものです。
これは、職場に限らず、学校や友人関係など、あらゆる人間関係に当てはまるとされていて、つまり、職場に「嫌な人」がいるのは、あなただけに起こっている特別な出来事ではなく、ごく自然な現象ということです。
気休めかもしれませんが、自分だけの問題ではなく自然なこととして捉えると、少し気持ちが軽くなりませんか?
職場に「嫌な人」がいる時の間違った対処法
職場の苦手な人や、嫌な人を前にしたとき、私だったら冷静さを欠くことが多いです。
それは話を早く切り上げたかったり、何気ない一言が無性に心に刺さったりと、いつもの自分ではない一面が出てきそうで怖くなります。
ついとってしまいがちなNGな事例から、心構えを学んでおきましょう。
感情的に反応してしまう
カッとして感情的に反応してしまうのは、絶対にNGです。
怒りをぶつけることで一時的にはスッキリするかもしれませんが、その後の人間関係が悪化し、より大きなストレスを抱えることになります。
また、感情的な対応は現代社会では、パワハラ、モラハラなどとられがち。
感情的な言動は大きな問題に発展する可能性もあります。
無理に仲良くなろうとする
私は最初、苦手な感情をガマンして仲良くなろうとしたことがありますが、非常に疲れてしまって無理でした。
態度を隠してまで相手に合わせようとすると、同じ職場にいる以上ずっと疲弊してしまいますし、いつまでも遠慮がちな対応で仕事の上でもマイナスです。
「2:7:1の法則」にもあるように、すべての人と仲良くなれるわけではありません。
無理に距離を縮めようとせず、「適切な距離」を保つことが大切です。
悪口や陰口を言ってしまう
気持ちは分かりますが、個人的にはこれが一番避けるべき行動です。
たとえその場では同僚と共感し合えたとしましょう。
ただ、悪口や陰口はいずれ巡り巡って本人の耳に入ってしまう可能性がありますし、職場全体の雰囲気を悪化させてしまうことにもなりかねません。
あなたの口から発せられた悪口・陰口であることが本人に知れたら、関係はさらにこじれます。
悪口や陰口に費やす時間はまったく無駄なことと心得ておくのがベターです。
3つの対処法で具体的に対策を
職場に「嫌な人」は高確率でいることは分かった、NG事例も分かりました、と。
さて、どのように対処すれば良いのでしょうか?
ここでは、具体的な対処法を3つご紹介します。
これらの方法を実践することで、あなたは「嫌な人」に振り回されるだけの日々から、少し前に進めるかもしれません。
「反面教師」と捉える
あなたの心を磨くための「反面教師」と捉えましょう。
「あの人みたいになりたくない」「あんな言動はしたくない」
そう思うことで、自分自身の行動を振り返り、成長の糧にすることができます。
「嫌な人」の言動から、
- コミュニケーションの大切さ
- 相手の立場に立って考えること
- 感謝の気持ちを伝えること
など、多くのことを学ぶことができるはずです。
「スルー力」を身につける
言動にいちいち反応していては、心が疲弊してしまいます。
時には、「聞き流す」ことも大切です。
「嫌な人」の言葉は、あくまでも相手の主観的な意見であり、必ずしも正しいとは限りません。
真に受ける必要はありません。
深呼吸をして、冷静に受け流しましょう。
「この人はなぜそんなことを言うのだろう?」と客観的に分析することで、冷静さを保ち、自分を失わずに対処できます。
「物理的・心理的な距離」を置く
無理に仲良くなろうとせず、必要最低限のコミュニケーションにとどめるために、とにかく距離を置くことを考えましょう。
例えば、
- 席を離れる
- 視線を合わせない
- 会話の頻度を減らす
- 仕事の連絡はメールやチャットで済ませる
など、できることから始めてみましょう。
物理的・心理的な距離を置くことで、相手の言動に影響を受けにくくなり、心の安定を保つことができます。
どうしても辛い時は…
これらの方法を試しても、どうしても辛く、仕事に集中できない場合は、一人で抱え込まず、信頼できる人に相談してみましょう。
同僚や友人に相談する
あなたの話を聞いてくれ、共感してくれる同僚や友人がいれば、話を聞いてもらうだけでも心が軽くなるでしょう。
また、客観的な意見を聞くことで、新たな視点を得られることもあります。
ただし、悪口や陰口にならないように、注意しましょう。
家族やパートナーに相談する
家族やパートナーは、あなたのことを一番に考えてくれる存在です。
一人で抱え込まずに、相談してみましょう。
話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になるはずです。
私の体験談
私が新卒入社した会社は、転勤が1年~2年で発生し、そのたびに人間関係がリセットされていました。特定のエリア内での店舗間異動なので、上司は変わらず同僚だけが変わるパターンです。
社員1、2名で10数名のパート雇用を管理していく形態で、やはり行く先々のお店に必ず「嫌な人」に該当する人が存在するのです。
人間的な性分、性格が合わなかったり、仕事の方針が合わなかったりケースは色々でした。
そして不思議なことに、共通点が存在するのです。
- 職場の過半数にとっての「嫌な人」であること
- 「嫌な人」にも同調する仲の良い人が必ず存在すること
ほとんどこのパターンでした。
「反面教師」としてとらえ自分自身の言動をコントロールすることで、職場の過半数のメンバーとは仕事を円滑に進められるコツを学べたのは良かったです。
みんなにとっての嫌なタイプであれば、逆のことをすれば良い方向に向かいやすいです。
また、苦手なタイプと表面上は上手に付き合うことが自分にとってはストレスの少ない選択だとも気付けました。
失敗したことは「嫌な人」と仲の良い人を見抜けずに、その人のことで悩んでいるとこぼしてしまったことで、エリアの上司に報告がいったことがありました。
もともと問題視されていた人物なので上司も理解してくれましたが、職場内の人間関係ネットワークは深入りしすぎないことが大切だと身に沁みました。
悪口や陰口を言っていたなんて噂が広まるのは、本当に誰も得をしない最悪のケースです。
まとめ|自分の考え方を変えることはできる
いかがでしたでしょうか。
どうしても感情が動いてしまう問題なので、いくら対処法があったとしても実践は難しいかもしれません。
ただ、そんな「嫌な人」のために神経をすり減らし、感情を揺さぶられて疲弊してしまうのは、自分の人生の時間の無駄です。
少しずつでも良いので「嫌な人」に対する考え方や行動を変えていくようにしてみましょう。
一日の大半を占める職場で過ごす時間を有意義にするために、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
職場の人間関係にストレスを感じているなら、こちらの記事も。
それでは。
社畜に幸あれ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
またお会いしましょう。
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